【報告書】
件名:怪異ポルノ製造事件に関する報告
発生日時:8月16日午前6時15分頃
発生場所:長野県上伊那郡飯島町
概要:
8月16日午前6時15分頃、長野県上伊那郡飯島町にて、私有地内に大量の白濁した液体が散乱しているとの通報を受け、現場に写霊機が残されていることから、怪異絡みの事件と判断し捜査を開始した。
現場状況:
写霊機にはテスト撮影と思われる数枚の画像の他に、被害者と見られる全裸の男性が半裸の女性に組み伏せられている画像1枚が残されていた。調査の結果、怪捜研はこの女性が怪異「八尺様」である可能性が高いと判断した。
捜査経過:
長野県警捜査2課は怪異ポルノ製造目的の犯行とみて捜査本部を設置。現場に残された液体は精液であり、鑑定の結果、2人分のDNAが検出された。内1名は以前より行方不明の人物であることが判明。もう1名のDNAからは個人を特定できていない。
推定:
写霊機が現場に残されていたこと、写真の怪異が撮影者の存在に気づいているように見えることから、怪異ポルノ製造事業者が最初の一枚を撮影した直後で怪異に巻き込まれたものと推定される。犯罪組織への関与や、誘拐犯と同一人物の可能性も視野に入れ、現在も捜査中である。
決定事項:
長野県警および警察庁は、本事件によって八尺様の怪異ポルノが製造された事実を隠匿することを決定した。理由は以下の通り。
1. 八尺様の怪異ポルノが小規模組織または個人レベルで製造可能であることが公表されると、違法派遣や誘拐の被害が爆発的に増加する懸念があるため。
2. 怪異ポルノそのものへの関心増加や議論が加熱し、怪異の存在が強く濃くなり、出現頻度の増加やより強力な怪異となる危険性があるため。
協定に基づき、本決定は日怪研に通達済みであり、日怪研は八尺様の分類を「未確定妖怪」に据え置くことを決定した。なお、存在確定回避の規定により、伝聞想像図の資料として利用した後、撮影データは完全焼却済みである。
以上